満月の子供





 ダイニングの中は、誰もいなかった。
 がらんとした、冷えた空気がサンジを迎える。自分の城である場所なのに、酷く余所余所しく感じられた。
 明日の仕込みしねえとなあ。
 頭の中では、今すべきことがしっかりと浮かんでいるのに、足は根が生えたように戸口から動かない。ことん、とドア枠に頭を打ちつける。しっかりと頭部に鈍い痛みが走った。
 痛いということは、生きているということだ。
 ぼんやりと、そんな当たり前のことを考える。手足が冷たくて、細かい震えが止まらない。いつもは軽く振り回している足は、鉄の塊になってしまったかのように重い。引きずるように歩きながら、サンジはキッチンに立った。コンロの火をつけ、ヤカンを載せる。それだけのことがうんざりするくらい億劫だった。
 体重を支えきれなくて、シンクの縁に両手をついた。このまま突っ伏してしまいそうだった。じわじわと、右側のコンロから熱が伝わってくる。それでも両手の震えは止まらない。震えるせいで、煙草の火すらつけられない有様だ。もう随分と長く煙草を吸っていない。日常に当たり前にしてきたことすら出来なくなっているのだ。それは自分だけではなく、他のクルーも、きっと似たり寄ったりだろう、とサンジは思った。
 いつの間にか、ヤカンが沸騰していた。甲高い音を立てて、注ぎ口から蒸気が吹き出している。お茶を入れるために沸かしたのに、そんな気はすっかり失せていた。火を落すと、シンクの縁に手をかけたままで、その場にずるずると蹲った。
 キッチンはしんと静まり返っている。サンジの浅い呼吸音だけが響いている。
 キッチンだけではない。甲板も、男部屋も、女部屋も、見張り台も水槽のあるアクアリウムバーも、まるで音を忘れてしまったような静けさで満ちている。かすかに耳に届くのは、波の音だけだ。それだけは世界が滅びるまで動き続けるのだろう。
 サンジはきつく目を瞑った。静けさの理由ばかりが脳内に瞬く。
 ――ゾロが死んだ。
 サニー号は、それから静寂に包まれている。



 それはいつもどおりの上陸のはずだった。実際に、何も不穏な動きのある島ではなかった。補給と休息のみを目的として、クルーは降り立った。少し違う点は、ちょうど島を挙げての祭りがあると聞いたくらいだった。しかも、出航の前夜にあるのだという。イベント好きのクルーにとっては願ったり適ったりで、みんなの顔は明るかった。
 そんな中でも、サンジはいつものように買出しを行った。上陸イコール大事な職分を全うすることだったので、不満などは一切ない。むしろ、その島特有の食材や調理法などを知ることが出来て勉強になる。サンジにとっては楽しいひと時だった。
 島は春島で、水分の多い食材が豊富にそろえてあった。あまり多くは買えないが、二三日は新鮮な食材を楽しむことが出来るだろう。
普段に比べれば量がなかったので、荷物持ちという名のマリモは必要なかった。「一人で問題ねえから、お前も陸上生活でも満喫してきたら」と手を振って出てきたのだ。
 それがいけなかったのだ、とサンジはあれからずっと後悔ばかりしている。
 二日目の朝、出航時間だと定めた時間になっても、ゾロは帰ってこなかった。さては迷子になっているのだろうと、誰もが楽観的に同じ想定をしていたけれど、それきりゾロは生きて戻って来なかった。
 島民から知らされて現場に向かうと、浜辺で横たわっているゾロがいた。死因はわからないが、岬から落ちたようだ、と言葉をなくしたクルーに、第一発見者が告げた。
 チョッパーが泣きながらも冷静な医者の目で、ゾロの体を改める。認めたくないと必死な目が、段々と色をなくしていくのをサンジは見た。チョッパーが項垂れると、ナミは浜辺に蹲り、ウソップは対照的に呆然と立ちすくんだままでいた。ロビンは目を伏せてチョッパーの背中を撫で、フランキーはゾロの体についていた砂をそっと払った。そしてルフィは、麦わら帽子を押さえて空を仰いだ。つられて見上げた空は、海よりも薄い、けれど綺麗な色をしていた。こんなときですら。
 サンジは、チョッパーがやがて号泣するまで、雲が流れるさまを見ていた。



 ゾロの死因は、岬から転落したことによる、ショック死であった。チョッパーは泣きながら告げた。
「外傷は、背中の傷以外はないんだ。頭も綺麗で。たぶん即死だった。痛みに苦しんだ形跡もないんだ」
 それがせめてもの救いだ、とチョッパーの声が言っている。岬は確かに空に迫るくらい高いもので、そこから落ちれば、普通の人間なら即死間違いないだろうと思われた。しかし、それはゾロ以外の場合だ。切られても切られても、アラバスタでは深手を負った後に時計台から落ちても、死ななかった男だ。岬から落ちたくらいで死ぬとは思えなかった。
 それが、今は息もせずに横たわっている。
 しかも、外傷は背中だけ。
 背中の傷は剣士の恥だったんじゃねえのかよ、とサンジは内心で呟いた。大剣豪と戦っても、背中は見せなかったと言うのに。
 人の命は儚い。
 ゾロの遺体は、その島で火葬にしてもらった。彼の故郷の葬送に習って。
 落ちたであろう岬の上で、ゾロは煙となって静かに天に昇った。
 三本の剣だけを地上に残して。



 シンクの蛇口から、水がぴちょんと落ちた。その音に引かれるようにして、サンジはのろのろと顔を上げた。そろそろ昼飯を作んなきゃなんねェなあ、と思い至る。
 あれから一週間、いつもなら飯を食わせろとうるさい船長ですら、呼ばないと食事を取りにこない。船長がそうなのだから、他のクルーはなおさらだ。
 食卓で食べなくてもすむように、サンジは片手で食べられるものを配っている。沈んでいる人間を無理やりこの場に引きずって来ることはない。無理やり気力をかき集めるより、もうしばらく、悲しみに浸っている時間があったほうがいい。何より、食卓を囲めばよりいっそう、一人の不在を思い知ってしまう。それでも、食事を残す人間には無理やり食べさせた。
「生きてる人間は食わなきゃならねェ」
 そう言って、チョッパーやナミが泣いても、食べるまで見届けている。恨み言を言われても、それだけは譲れなかった。
 よろよろと立ち上がって、サンジは作りおきしてあるパンを戸棚から出して切り始めた。さすがに一週間も経つと、同じメニューが上るようになってきた。でも、そんなことすら、この船のクルーは気づかないだろう。パンにバターを塗り、ハムとレタスを挟む。ボイルした魚の身をほぐして、たまねぎのみじん切りとマヨネーズで和えたものも挟んだ。補給したおかげで、生野菜が豊富なことが救いだった。
 一番楽しい食事作りをしているのにも関わらず、サンジの思考は晴れない。晴れるはずもなかった。ぐるぐると、思考は『ゾロの死』というまだ非現実的なところへと引きずり戻される。
人間なんてあっけないものだ。ということをサンジは身をもって知っていたはずだった。
いや、ここにいるクルーの全員が知っている。それでも、死がひたひたと歩み寄って、大事なものにすり寄るまで、決して気づくことはできないのだと、改めて知った。
 特に、ゾロには一番程遠いものだと思っていた。何しろ、あの体力バカは、毎回命の危険にさらされるような怪我を負っても、しらっと生き残ってきた。その繰り返しがこれからも続くのだと無意識に思っていたのだ。少なくとも、鷹の目と勝負をするまでは。
 ゾロの強さを過信しすぎていた。
 死は誰にとっても平等に降ってくるのだと、麦わらのクルーは今、鋭い痛みと共に思い知らされている。
 サンドウイッチを人数分抱えて、キッチンから外に出る。昼の日差しがサンジの目を焼いた。途端に、くらりと眩暈に襲われてよろける。ドアに手をついて支えながら、サンジは深呼吸をした。
「……情けねえ」
 他の人間には、「食え」と無理やり食物を押し付け、食べるところまで見届けているくせに、自分がそれを守られていない。コックとして失格だと思っていても、水以外が食道を通っていこうとしないのだ。一度無理やりに食べたが、すぐに吐いてしまった。それからは無理をすることをやめた。なんとも矛盾している、と自分で自分が嫌になる。もしかしたら、この船の中で一番弱いのは自分なのかもしれないとすら思う。
 生唾を飲み込んで、サンジは歩き出した。くらくらと揺れる頭を叩いて、階段に足をかけた。
その時、ずる、とすべる感触が足裏に伝わった。あ、やばいな、と思いながらも体は前傾姿勢で倒れていく。何も摂取していない体は、バランスを立て直すことが出来なかった。体に伝わるであろう衝撃に備えて、サンジは目を瞑った。



 ゆさゆさと、体を揺さぶられて意識が浮上した。肩を揺すられているようなのに、痛みは頭に響いた。
「いて……」
「おい、生きてっか?」
「あ? ああ……」
 大丈夫、と言おうとした言葉は途中で途切れた。サンジは目を見開いた。逆光でよく見えないけれど、このシルエットには見覚えがあった。サンジは痛みを忘れて瞬時に起き上がった。
「お前……っ!」
「ああ? 何だ」
 サンジに手首をつかまれて、ゾロは眉を顰めた。
「ゾロっ!?」
 サンジは叫んだ。掴んだ手に力を込める。
 ――ゾロが。
 サンジは、自分が見ているものが信じられない。
 十日前の姿のままに、緑の髪でピアスで、腹巻をしているゾロがそこにいた。不審そうにサンジを見下ろしている。サンジは次いで、はっと掴んだ手首を見下ろす。ぎゅっと掴み直せば、酷く温かい感触が伝わってきた。指先から、血液の流れる音まで伝わってくる。
「いてェな、何なんだてめェは」
 ゾロは逆の手で、サンジの手首を掴んで離した。掴まれた手首にも、じわじわと熱が伝わってくる。生きているものだけが有している温かさだった。死んだときの冷たい体ではなかった。
「……ゾロ?」
「ああ? さっきから何なんだよおめェは。おかしいぞ」
 ゾロは不審そう、というよりは気味が悪そうにサンジを見てくる。
「……おかしいのはてめェだ」
「俺のどこがだ」
「存在」
「あほか。付き合ってらんねェな」
 正直におかしい点を言ったというのに、ゾロはまとに取り合わない。サンジの頭は完全に思考を停止している。なぜ、どうして、と疑問符ばかりが浮き、ゾロの姿を目で追うことしかできない。やっぱり、生きているゾロがいる。
「んー? サンジ、どうかしたのかあ?」
 頭上から声が掛かって、サンジは見上げる形で振り返った。ルフィがダイニング前の手摺りからこちらを見下ろしていた。そう言えば、とサンジは今の自分の状況を振り返る。階段を踏み外したというところまで覚えている。頭に痛みがあるのは、前傾姿勢で倒れたせいだろう。打ち付けたのか左耳の上がじくじくと痛む。落ちる前に持っていたサンドウイッチはどこへ行ったのだろう。見回してもそれらしい残骸はなかった。
「おい、クソコック。何呆けてんだ、てめェは」
 ゾロがこつこつと拳を固めてサンジの頭を叩いてくる。痛い、と文句の言葉も出なかった。
 消えたサンドウイッチよりも、この不機嫌そうな声の主の方が問題だ。たらり、とこめかみから汗が流れる。目の前にしゃがみこんで、首を傾げてくるこの男は誰だろう。
 目の前の人間を焼いた時の煙の匂いが鼻の奥によみがえってきて、サンジは口元を押さえた。酷い吐き気が込み上げてくる。
「……おい!」
「サンジ?」
 ゾロの声と、ルフィの声だ。頭で理解はしているのに、納得が出来ていない。
 置いてきた三本の剣が脳裏に浮かぶ。和道一文字に結わえ付けたバンダナが、風に揺れていた。
 ぐわぐわと眩暈がして、サンジは本格的に蹲った。吐き気がこみ上げてくるのに、吐けない気持ち悪さが停滞している。
「おいサンジ、どうしたんだ! ゾロ、何かあったのか?」
「いや、寝てたのを起こしただけだ」
「具合が悪かったんじゃねェのか?」
「そんな気配はなかったぞ」
 頭上で交わされている会話は何だ?
 喋っているこの声の持ち主は誰だ?
 眩暈と戦いながら、サンジは頭上の会話にじっと聞き入る。
「なあサンジ、具合悪いのか?」
「面倒くせえやつだな、体調管理もできねェのか」
「ナミがもう少しで島に着くって言ってたぞ! 頑張れサンジ!」
「船酔いじゃあるまいし、島に着いたからって治るとは限らねェだろ」
「何言ってんだゾロ! 島だぞ島! 見たら病気も治る」
「まー、お前は治りそうだよな。つーかそもそも具合悪くなんねェだろうが」
「まあな!」
 あははは、と笑い声が反響する。ここ一週間ほど、途絶えていた音だ。耳鳴りのする頭を押さえて、サンジは二人を見上げた。正確にはそのうちの一人を。緑の頭など、サンジは今までこの世に一人しか見たことがない。ましてや、同じ色の腹巻をしている奴なんて、なおさらだ。
 ルフィと笑い合っていた緑が、こちらを見て眉を顰めた。
「おい、コック?」
 生きているゾロがそこにいた。
 ついに自分は狂ってしまったのだろうか。生前の思い出を見てしまうくらいに。
 顎まで伝った汗が落ちて、甲板にぽたりと垂れた。甲板は太陽で熱せられて、芝も熱くなっている。サンジの掌まで焼けてしまいそうなくらいだった。
 夢にしてはリアルすぎる。暑いのに、体の心が冷えているようで、寒気までする。サンジはゾロから視線を動かせない。一度視界から外したら、消えうせてしまいそうだった。
「ゾロ」
 呼びかけると、ゾロは不機嫌そうな顔をしながらも、サンジの前にしゃがみ込んだ。
「お前、何か変だぞ。変なモンでも食ったか」
「……変なのはお前だ」
「ああ?」
 心外そうに、嫌そうに眉を寄せるゾロは、いつものゾロだった。生きている時の。
 サンジは手を振り上げて、緑の頭を殴ってみた。
「いてェな! 何しやがる」
「痛いか?」
「加害者が何言ってんだ!」
「そうか、痛いのか」
 ゾロの頬に手を当てると、確かに温かい。温度のない夢とは違って、質感もしっかりしている。それに、このゾロはさっきから消えようとしない。
「……頭打ったか?」
 ゾロはますます憮然としている。サンジはようやく笑いがこみ上げてきた。
 ――あれは夢だったのだろうか。
ありえないくらいリアルで、今でも細部まで思い出せると言うのに。でも夢でないのなら、亡くなった人間が今ここにいる事実はどう処理したらいいのだろう。事実を前にしては、死んだと主張するのも馬鹿げている。それに、夢だったのだと決めてしまったほうが、すごく楽なのだ。くだらない悪夢を見たのだというだけですむ。安堵すると同時に、背筋にはまだ冷や汗がこびり付いていた。納得したいのに、サンジの頭の中では、これは異常だと訴えている。笑いながらも、サンジは酷く混乱していた。
「はは、ありえねえ……」
「チョッパー呼んでくるか」
 いつまでも笑っているサンジを不気味に思ったのか、ゾロは微妙に深刻そうな声で言った。立ち上がろうとするゾロの手を掴まえて止めた。
「……待て待て、俺は正気だ」
「どこがだ」
「どこもかしこもだ」
 たぶん、と心の中で付け加える。
 笑みを消して、サンジは立ち上がった。スーツについた埃を払おうとして、もう一つの違和感に気づいた。
「あれ……?」
 着ているスーツが変わっている。夢の中では、薄くストライプの入った黒いスーツだったはずだ。シャツは無地で白。それなのに、今は無地の黒いスーツに、薄い青色のシャツを着ている。袖口のボタンが取れている。このボタンは、島についたときに付け直したはずだった。
 ……どの島で?
 サンジは自問自答をした。自分でたどる思考の先は、霧がかかっているようではっきりしない。
 もう一滴、顎から汗が垂れた。
「おー! 島だああああ!!」
 サンジの苦悩をよそに、ルフィが雄たけびを上げた。それを聞きつけたクルーが、船室から出てくる。
「やっと見えたわね!」
 地図を片手に、ナミが笑っている。
「綺麗な島ね。春島かしら」
「そうよ。常春の島」
 ロビンの質問に答えながら、ナミがクルーを見渡す。
「今回は、人魚島に行くから、ログが溜まる前に出航するわよ。ログが溜まる期間を調べたら、今回の滞在期間を決めるわね。ただし、物騒な島だったら補給だけしてすぐ出発するわよ!」
「えー、つまんねェよ」
「うっさいルフィ」
「おいナミ、この島にも危険があるのか!?」
「知らないわよ、これから調べるんだから」
「あ、安全だと確信がもてない限り、おれは下船を断固拒否するー!」
「おおお、おれもだ!」
 ウソップとチョッパーが「島に入ってはいけない病」をにわかに発症しようとしている中、サンジは島を見ながらナミに声をかけた。
「……ナミさん、島の名前ってわかってる?」
「ん? わかるわよ。春の島、『リラ島』。なんかのんきそうな名前よね。気候はもちろん穏やか。農作物が豊富だから、ほとんどが自給自足の島ね。補給にはちょうどいいと思うわ。うーん、のどかで危険はなさそうなんだけど。どうかしらね。貿易がほとんどないから、情報もその分ないのよね」
「そう、ありがとう」
 ナミを振り返ることなく、サンジは礼を返す。常になく素っ気無いコックの態度にも関わらず、新しい島に到着した高揚感があるせいか、サンジの態度は不審をもたれなかった。
 島からの風が強く吹き付けてくる。サンジの前髪も後ろに払われる。晴れた視界の中、近づくことで島影がどんどんクリアになってくる。見覚えのある島影だった。初めて訪れる島のはずなのに。接舷しやすい港と、そこから続く大通りの町並みが見える。その両端に岬が突き出ている。港を囲むようにして、左と右に同じ高さでそびえ立っている。その向かって右の岬。そこから目が離せなくなった。サンジは鼓動が高鳴っていくのを感じる。
 見覚えがある、なんてものじゃない。サンジは手を握り締めた。掌に爪が食い込む痛みは本物だった。
 ゾロを葬った岬が近づいてくる。
 ゾロが死んだ島が近づいてくる。
 この島に入る前のやり取りも、何となく覚えのあるもののような気がする。
「春島は久しぶりね。居心地の良いところだといいのだけど」
 ロビンの穏やかな声がして、サンジは振り返った。
「きっと素敵な島に決まってるよ、ロビンちゃん」
 そう、あのときも自分は同じように答えたのだった。実際は思い出したくもない島になったのだが。
 視線を移せば、ゾロが呑気にあくびをしている姿が見えた。








こんな不穏な感じで続きます。
しつこいですが、ラストはハッピーエンドです。ちゃんと。





2009/10/13

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